垂直統合
家電・電機業界では開発から部品製造、組み立て、販売までを
自社で手掛ける「垂直統合」と呼ばれる手法が一般的でした。
基幹部品をを大量に生産することでコストを下げ、完成品の
性能向上にもつなげていくというやり方です。
この垂直統合ですが、実現するためには2つの条件があります。
1.生産設備を増やし続けること。
2.シェアを拡大し続けること。
この競争に日本の家電業界、パナソニック、ソニー、シャープは、
ついていくことが出来なかったという事です。
勝ち組はどこか?サムスン電子です。
携帯電話からスマートフォンへの対応でも顕著に現れました。
日本の各社が手をこまねいているうちに、
市場の変化を読み、瞬発力をきかせて、柔軟に対応することで、
2年間でサムスンの主力事業に育てました。
他社がためらっている時こそ、チャンスかもしれないですね。