消費税
スペインは昨日の議会で、財政健全化に向けた追加対策を発表しました。
付加価値税の増税です。いわゆる日本の消費税の税率アップです。
税率を現行の18%から21%に引き上げます。
歳出を大幅にカットするなどし、2014年末までに
650億ユーロ(約6兆3300億円)の財政赤字削減を目指すとの事です。
昨年12月に就任したラホイ首相は、同年11月の総選挙で
付加価値税率を引き上げない方針を明言していました。
このため、野党から「公約違反」との批判が高まるのは必至です。
首相は「気分が良い対策ではないものの、必要なことだ」
と理解を求めています。
どこかで聞いた話ですね・・・
ちなみにスペインでは、低所得者層向けに低減税率を実施しています。
今回 食料品などに適用されている付加価値税の低減税率も
現行の8%から10%に引き上げますが、
パンなど特定品目の税率4%は据え置きます。
我が国においても、一律の消費税では無く、低減税率なども
考えていく必要がありそうですね。