組織論
日本企業は
1980年代後半から90年代にかけて、
組織のフラット化を進めました。
これは、意思決定の迅速化や
社内営業・手続きの簡素化を
狙っての事です。
この弊害として
挙げられていることがあります。
それは、若手社員が
マネジメント経験を積む機会が
減ったことです。
フラット化ということは、リーダーの下に
たくさんの部下が横並びでいる状態です。
当然 部下1人1人への
ケアが手薄になります。
その中で、トヨタ自動車が係長職を
20年ぶりに復活させます。
5人程度の部下の管理や
指導を、一定の権限を持たせて
させるそうです。
事業拡大のスピードに
人材育成のスピードが追いついていなかったという
反省からのことでしょう。
企業は人なりといいます。
人材の成長がない会社に
企業の成長はないのでしょうね。