住宅供給公社
先日、茨城県住宅供給公社が、
水戸地裁から破産手続きの開始決定を
受けました。
負債額は、523億円です。
宅地開発や販売を手掛けている
住宅供給公社の破産は、全国初です。
宅地の売却が進まない。
地価が下落。
含み損の拡大・・・
という状況の中 再建は、
不可能だったのでしょう。
茨城県は債務を肩代わりします。
その手法は、赤字地方債の発行です。
総額381億円の規模です。
現在、都道府県や政令指定都市の
住宅公社のうち、なんと11社が
債務超過の状態です。
経営難の住宅公社は、
今回の茨城県の処理を
興味深く見ている事でしょう。
人口減少社会を迎え、
住宅市場が成熟しております。
そんな中 公社の使命は
終わったという声も聞かれます。
そのほかの住宅供給公社が、
どのような道を歩むのか。
気になるところですね。