TTP

すべての関税やビザを撤廃するという

環太平洋連携協定が大詰めを迎えています。

 

アメリカが主導するTPP・環太平洋連携協定に、

日本が参加するのかどうかをめぐって、

菅政権が最終決断を迫られています。 

 

民主党内(自民党もそうですが)で

自由貿易派と農業保護派が激しく対立しています。

 

総論賛成 各論反対です。

 

このTTPですが、

アメリカ、オーストラリアなど9カ国がメンバーです。

来年のハワイでのAPEC首脳会議で、

このTPPを立ち上げたい考えと言われます。

 

国内の農業保護派の人たちは、

そんなに慌てて、国家の大事を決めることはないではないか、

と主張しています。

 

しかし問題はTPPへの取り組みが

遅くなればなるほど、加入のハードルが高くなってしまうということです。

今なら、コメだけは自由化の例外にしてくれとか、

主張する余地があります。

しかし来年TPPが出来上がってしまった後で、

日本が参加申請しても、

今度は9カ国から個別に日本に対して出される自由化要求を、

日本がすべて呑まなければ参加できないという状況に追い込まれます。

 

しかしながら、

高い関税をかけて日本の農業をこれまで通り守り続けても、

今のような儲からない農業では、後継者も出て来ません。

このままでは日本農業の衰退は止まりません。

 

日本の農産物市場を開いていく一方で、

日本の農産物も国際競争力を高め、

外に打って出ていく。

TPPへの参加を、日本農業の立て直しの

きっかけとしてほしいですね。

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です