経営統合

新日鉄と住友金属が

来年秋を目途に経営統合するという

ビッグニュースが 昨日流れました。

 

中国、韓国勢が需要の旺盛なアジアで

攻勢をかけて台頭し、

日本勢は原料の価格交渉でも発言力が低下して、

不利な戦いを強いられています。

 

統合で規模拡大を果たし、

世界一への返り咲きを

狙っているのでしょう。

今まで 新日鉄など日本勢は

「規模がすべてではない」という

スタンスを取り続けてきました。

 

高い「技術力」で対抗する構えでした。

が、得意とするハイブリッド車向けなどの

高級鋼材は新興国開拓の武器にはなりにくいです。

その一方 日米欧の先進国の需要は低迷しています。

新興国のシェア争奪戦に後れをとれば、

世界の鉄鋼業界で埋没するのは確実な状況です。

 

新興国需要の増大や

資源大手の寡占化で原料の価格交渉は

厳しさを増しており、存在感の低下は

相手の言いなりになる危険性が

大きくなることを意味します。

ここであえて「規模の追求」に舵を切りました。

世界で競争力をつけていくには、

遅すぎたくらいでしょう。

 

頑張ってもらいたいですね。

 

 

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