体罰
大阪市立桜宮高校バスケットボール部主将が顧問教諭から体罰を受け続けた
末に自殺した事件がありました。
元巨人軍の桑田真澄氏は「体罰は不要」と言いきっています。
日本では明治時代の1879年に教育令で体罰禁止を法制化しています。
日本は体罰に関して、欧米諸国よりもずっと進歩的だったと
言われています。
それから130年あまり。
何故、体罰は無くならないのでしょうか。
考えられるのは、集団や組織の閉鎖性と排他性です。
外からの目が届かず、同調・横並びを強いる傾向が学校教育には
根強くあるのでしょう。金太郎飴と言われる所以です。
この学校教育やスポーツ指導の「場」の体質自体が変わらなければ
体罰は無くならないでしょう。体罰や暴力というものは、
風通しの良い場所・組織には生まれにくいものだと思います。
現在、教育現場だけでなく職場においても、いじめやパワーハラスメントが
問題になっています。
根本は同じだと思います。
経営者として、子供を持つ父親としても考えさせられた事件ですね。